ふたりはプリキュア

TV 番組

第 38 話ガッツでGO! 亮太のお使い大作戦

2004/10/31放送
脚本:川崎良 演出:山吉康夫 作画:青山充 美術:杉浦正一郎

今日は日曜日。なぎさはほのかと買い物に行く約束をしていた。しかし、いざ家を出ようとしたその時、父親から「会議に使う書類を忘れたから、会議が始まる時間までに届けて欲しい」という電話が入ってしまう。今日を楽しみにしていたほのかのことを気遣い、困ってしまうなぎさ。弟の亮太が「僕がひとりで届けるから、お姉ちゃんたちは買い物に行けばいいじゃん」と気楽に言うものの、きっと道に迷うはず…と心配になってしまう。そのため、自分が行くのだと頑として譲らない亮太に表向きは任せ、自分はほのかと一緒にこっそり亮太の後をつけようとする。
なぎさの心配は的中した。売店のジュースに目が奪われてしまったり、反対方向の電車に乗ってしまったり、大切なメモを風に飛ばしてしまったりとハラハラな展開が続いてしまう。しかしそんな状況でも老婆の荷物を持ってあげたりと親切をほどこし、なぎさやほのかを感心させるのだった。一方、帰宅した母親は、なぎさの書きおきを見つけて取り乱してしまう。彼女からの電話を受け、ようやく亮太がおつかいに出たことを知った父も「おかしいな、なぎさに頼んだはずなのに」と、冷静を保ちつつ亮太の心配をしていた。
弟を心配し、なぎさが持たせた貯金。道に迷った亮太だったが、あえてそれを使わず優しさだけを受け取って先を急いでいた。しかし父親の会社を目前にしながら、レギーネが待ち受ける隣のビルに迷い込んであわや戦闘に巻き込まれそうになってしまう。そこで弟に悟られることなくプリキュアに変身したなぎさとほのかは、ポルンが石のパワーを宿していることに薄々感づき始めたレギーネを撃退。亮太を戦闘に巻き込むことなく陰ながら守り通す。その間に隣のビルこそ父の仕事場だと気づいた亮太は、急いでそちらの方へと向かうのだった。
亮太の到着が遅いことで心配していた父親は、探しに行こうとオフィスビルを出たところでようやく息子の姿を発見した。なぎさは「こんな苦労をするくらいなら自分が届けた方が楽だった」と思うものの、彼女たちの苦労のお陰で亮太は無事に到着し、書類も会議の時間までに間に合ってすべて丸く収まる。しかも「自分ひとりでもお使いが出来た!」と有頂天の亮太にウンザリしていた矢先に、なぎさのことに気づいていた父親が「今日はありがとな」とねぎらってくれたお陰で少しだけ嬉しく思うのだった。
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