ほのかはもちろん、なぎさのキャプテンとしての責任感はアカネも認めるほど頼り甲斐があった。そんななぎさを、いつもとは違う眼差しで見守る友華先輩。在校時は、よくなぎさと張り合って、いわゆるライバルの関係にあったらしいが、まるでその頃を懐かしむような、はたまた寂しさの色を含んだような瞳をなぎさに向けていた。「どこに行っても、マドンナはマドンナ…」下級生たちの羨望の眼差しが、逆に友華に重くのしかかる。そんな時、彼女はひかりから、よくなぎさが「友華先輩はいつも一生懸命だから、一緒にいるとファイトが沸く。だから大好き」…そう話していたと聞かされる。