なぎさたちも、もうすぐ中学卒業…。だがそれよりも気になるのは、最近のひかりの様子だった。闇の動きに対して、自分たちが感じているのとは違う『何か』に敏感になっているひかり…。それははっきりとした現象でも、姿を持っているものでもなく、「何か、とてつもないことが起こる」という漠然とした不安らしい。ひかりにしか感じることができないもので、ひかり自身も正体がわからず混乱しているようなのだ。助けてあげたくても、その感覚を共有できないなぎさとほのかでは、どうすることもできない。しかも、その『何か』は、すぐに現実のものとなってしまう…。