江戸城本丸は南野小学校に通う5年生の男の子。
成績もスポーツもあまりパッとしない男のだが、同級生の美少女・河合伊代菜に密かに思いを寄せている。
ある日、席替えで、クラス一の乱暴者・じゃば夫の隣に成ってしまい困っていると、絵本作家の父から借りていた魔法の本が反応し、中から奇妙な少年が現れた。
「たるる~!我こそは大魔法使いタルるート様だあ~!」小ちゃくて、変な格好をした少年は、自分の事を魔法使いだと名乗り、本丸の願い事を一つだけ聞いてくれるという。
半信半疑で本丸は、「僕の友達になって下さい」と答えた。
「オレたち、友達!」こうして本丸とタルるートは友達になったのだが、そこからが大変。
2人が巻き起こす珍騒動、摩訶不思議な事件に街も学校も御近所も、上を下にの大騒動となって行く・・・・・。
どういうことになるかって?
それはテレビを観てのお楽しみ!
日本漫画界を代表する鬼才・江川達也が、子供のために描いたマジカルコメディを、東映アニメーションが映像化。楽しく可愛らしく時にはちょっとシニカルに、小さな大魔法使い・タルるートくんが抱腹絶倒の大騒ぎを巻き起こす。エッチなことを考えたり悪いことをしてみたり、大人の理想を投影させたのではない、イキイキと動く子供たちは必見。ドタバタコメディの底流にある自立と成長というテーマを、ぜひとも感じ取ってほしい。