ゲゲゲの鬼太郎(第5期)

TV 番組

第 2 話ビビビ!! ねずみ男!

2007/04/08放送
脚本:三条 陸 演出:角銅 博之 作画:薮本 陽輔 美術:清水 哲弘

ゴミ箱をあさって食べ物を探していたねずみ男は、ゴミの中に、まだ動くノートパソコンを発見し、あるデータを見つけました。数日後、妖怪横丁にピカピカの新車に乗って、上等な服を着たねずみ男が現れます。ねずみ男はパソコンに根津三男という悪徳建設業者の社長のアドレスを見つけ、メールを出して、自分を売り込んで採用してもらうことに成功したのでした。親友のよしみで部下にしてリッチな思いをさせてやるという申し出を鬼太郎は断ります。怒って妖怪横丁を去ったねずみ男から死の匂いがしたと、かわうそは鬼太郎に告げるのでした。
鬼太郎を見返すために仕事に精を出すねずみ男でしたが、一晩に勤務先のビルのあちこちで5人もの社員が倒れ、全員が身体が干からびたみたいになっていたとのニュースを聞き、妖怪の仕業だと直感します。調べたところ、この場所は江戸時代に処刑場だったところで、社長は祠を取り壊してビルを建てていたのでした。ねずみ男は、ようやく見つけた自分の居場所を守るため、妖怪と話し合いに行きます。人間を喰うのだけはやめてほしいと頼むねずみ男に、妖怪はこの建物はすでに自分の身体で、社長も今喰っているところだと答えるのでした。
喰われかけようとしたねずみ男を救ったのはリモコン下駄でした。鬼太郎とネコ娘が助けに来たのです。屋上へ逃げたねずみ男は、目玉おやじに妖怪の正体はがしゃどくろだと聞かされます。亡者の集合体で、一度怒らせると相手の生気を吸い取りつくすまでおさまりません。がしゃどくろは本体を現して、鬼太郎を襲います。髪の毛針も、そのかたい骨の身体には効きません。攻撃をかわしながら戦い方を考える鬼太郎は、ねずみ男の言葉をヒントにして、下駄でがしゃどくろになぐりかかりますが、捕まってしまい、生気を吸われて喰われてしまいます。
ねずみ男やネコ娘を襲おうとするがしゃどくろでしたが、頭蓋骨が壊れ、喰われた人々が出てきました。鬼太郎も復活します。捕まった瞬間に魂をちゃんちゃんこに隠して、わざと喰われ、リモコン下駄をあやつって内側から頭蓋骨を破ったのでした。髪の毛針を槍状にして投げてとどめをさした鬼太郎は、がしゃどくろに今回はこれでおとなしくして欲しいと頼みます。がしゃどくろは眠りにつくことを了解し、喰らった生気を人々に返すのでした。そして、ねずみ男は職は失ったものの、今回の事件の記事をちゃっかり雑誌に売り込んでいたのでした。
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