風邪をひいて入院している妊娠中の母親を見舞いに行くために近道した海岸で、綾は桃色の貝殻を拾いました。母親は、最近、海辺で子供たちが波にさらわれて行方不明になる事故が続いているので、気をつけるようにと注意します。帰りも海岸を通った綾は、タオルが落ちているのを見つけますが、それは水にぬれて動けなくなっていた一反もめんでした。そこに波が迫ってきたので、一反もめんは力を振り絞って綾を抱えて飛び、助け出したところで力尽きてしまいます。家に連れ帰られ干して繕ってもらった一反もめんは、綾と仲良くなるのでした。