貧乏姉妹物語

TV 番組

第 9 話想いと不安と携帯電話の日

2006/09/07放送
脚本:和泉 鶴 演出:杉山 慶一 作画:江上 夏樹 美術:須和田 真

福引で携帯電話が当たった日。きょうは事情で普段より余計に新聞配達をしており、疲れのため、あすとあまり話す時間が取れない日が続いていた。今朝も朝ごはんの感想を言いそびれる。そんな折、あすが商店街の福引で携帯電話2個セットを入手、三ヶ月間有効の3000円分のプリペイドなので、いざという時のために大事に使おうと話し合う。そのため、お互いにかけようとするもののつい思いとどまってしまい、結局一回も使わないまま一週間が過ぎてしまった。このままではせっかく携帯電話を持っている意味が無いので、もっと気軽に使うことにする。あすは夕食の献立を確認するために思い切って電話をかけるが、きょうは先生の用事で携帯から離れたところにいたため、出られなかった。
越後屋銀子と一緒に下校するあす。何回かけてもきょうが出ないので、携帯が壊れていないか確認のため、銀子が姉の金子にかけてみる。長話する銀子に通話料金が気が気でないあす。しかし気軽に姉と会話している様子を見て、最近自分がきょうと話しをしていないことを思い出して寂しくなってしまう。銀子の通話が終わって、きょうにかけなおすあすだったが、やっと繋がったものの電池切れのために途中で切れてしまう。つながらない電話に、何かあったのではないかと心配で不安になり、すれちがいながらお互いを探し回る姉妹。やっと出会えた二人はお互い何も無かったと知ってほっとする。次の朝、きょうは言い忘れた感謝の想いをあすに携帯電話で伝えるのだった。
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