早朝、時計屋のおやじが妙な行動をしていたことを目撃し、気になっていたタギルだったが、ひとまず学校に向かう。しかし、そこには学校はなく、デジクオーツのような状態になっていた。そこにいたデジモン、ツメモンの仕業だと思ったタギルは捕まえようとするが、目の前で超進化してケラモンへと姿を変えてしまう。人間の助けもなく超進化したケラモンにおどろくタギルの前に、リョウマが助けに現れた。不利と思ったのかケラモンは街をデジクオーツ化しながら逃げていく。それを見て不安に思ったタギルは家へと戻った。

家に戻ったタギルの目の前で、母親はデジクオーツ化されて消えていく。駆けつけたリョウマと一緒に、パートナーを超進化させて戦うタギル。勝利したかに思えたその時、ケラモンはふたたび超進化してクリサリモンとなり逃げていった。絶望的な状況の中、タギルはリョウマがデジモンハンターになったきっかけを聞く。1年前、クロスハートとバグラモンの戦いをリョウマは目撃し、それ以来、タイキに憧れていたというのだ。自分と同じタイキを目標にしていたことを知り、タギルはリョウマにこれまでにない親近感を覚えた。

タイキのもとに集まったハンターたち。デジモンと関わり合いのある人間はデジクオーツ化を避けられたのだ。今回の黒幕が時計屋のおやじだと思ったタギルは、みんなとは別行動を取り、ヒデアキと捕まえに向かうが、誤解だとわかる。一方、さらに超進化したインフェルモンに苦戦するハンターたち。インフェルモンは大ダメージを与える前に自分をコピーして逃れることができるのだ。そこへようやく駆けつけたタギルは、とにかくダメージを与え続ければいいと、休む間もない連続攻撃でインフェルモンに大ダメージを与えた。

勝負は決まったかに思えたが、インフェルモンはディアボロモンに超進化して形勢を逆転させる。ディアボロモンの攻撃で危機におちいったタギルだが、それを香港から駆けつけたキリハとネネが助けた。ついに勢ぞろいしたクロスハートの仲間。そしてグレートクロスしてシャウトモンX7が姿を現す。その圧倒的な力はディアボロモンを完全撃退、ふたたびリョウマを感動させる。戦いは終わったかに思えたが、邪悪なデジモンがふたたび姿を現した。そこへ現れた時計屋のおやじが、あのデジモンこそハンターの最後のターゲットであることを明かす。そう、デジクオーツの生みの親であるデジモン、クオーツモンだ。