初地層の秋の世界に来ていたはずなのに、なぜかみんな別の人間になって、六つ墓村で財産相続にまつわる事件に巻き込まれていた。持郎ことジェロは、純子こと十字架天使との賭けに負け、氷ミコを殺すのに手を貸す約束をするが、裏切って氷ミコを助け、遺産相続のために結婚することを宣言する。翌朝、十字架天使は死体となって発見された。事件を調査する私立探偵、銀田一ことウルフライは、下呂神家の過去を調べるうちに、殺人事件が村に伝わるわらべ歌の通りに行われていることに気が付く。そして氷ミコとジェロの祝言がおこなわれるが、お手伝い仲間の正太に説得された源太ことゲンキが乗り込んで氷ミコを連れ出し、駆け落ちする。二人を追う最中に、今度はジェロまで殺されてしまった。