学校の休み時間、チャイムがなるのも忘れてカードゲームに熱中する少年たち。その中の一人、卓也がその晩、部屋でカードを見ていると、学校に置いてきたはずのカードデッキがあらわれ、姿の見えない何者かの声にゲームをしようとさそわれる。卓也が勝つと、声の主は10年分の寿命だと言って、宝石のようなものを差し出した。卓也が負ければ、もちろん寿命を取られるのだという。またゲームをしようという申し出を、卓也は思わず受けてしまう。声の主は卓也の右腕に印をつけ、自分のねぐらである学校で待っていると言い残して去っていった。