ゲゲゲの鬼太郎(第5期)

TV 番組

第 69 話鬼太郎大異変!穴ぐら入道

2008/08/10放送
脚本:吉村 元希 演出:貝澤 幸男 作画:仲條 久美 美術:高木 佑梨

目玉おやじは、鬼太郎がすっかりやる気をなくして、だらだらしているのに困っていた。心配して様子を見に来ていたネコ娘は、鬼太郎の頬にホクロみたいなものがあるのを発見する。それは、いやけ虫という取り付いた者のやる気を失わせてしまう虫だった。なんとかしていやけ虫を取ろうとするネコ娘だったが、いくら引っ張っても取れない。目玉おやじは、鬼太郎よりやる気がある者がいれば、そちらに移るのではないかと推測するが、今は手立てが無く、虫に詳しいと言われる穴ぐら入道に聞くことにして、一反もめんとネコ娘と一緒に旅立つのだった。
TV番組の制作会社、大うけ企画が担当している怪奇ドキュメンタリーの視聴率が下がっているため、プロデューサーがスタッフをどやしつけていた。そこにねずみ男が、穴ぐらに住む妖怪、穴ぐら入道のネタを持ってやって来る。早速、現地に向かう一行。やる気満々のプロデューサーに命じられて、トンネルに潜入するカメラマン、マイク持ち、タイムキーパーとねずみ男。奥に祠があり、そこから地下へ降りたところで、穴ぐら入道に遭遇する。しかし穴ぐら入道の問いかけに答えられず、無数の虫におそわれ、半狂乱になって逃げ出してしまうスタッフ。
モニターでスタッフの様子を見ていたプロデューサーは、自らが地下に赴くことを決意する。防護服に身を固め、突き進むプロデューサー。穴ぐら入道の問いかけをものともせず、虫におそわれても防護服の機能で撃退し、穴ぐら入道を背負ってきた箱に入れることに成功する。そのまま外へ連れ出すが、プロデューサーの悪気(あっき)を吸った邪鬼も一緒に付いて来てしまった。合体して巨大化した邪鬼は手が付けられない。このままだと邪鬼が街に行って大変なことになってしまう。それを見つけた目玉おやじは、鬼太郎に何とかさせようとするのだが・・・
まったくやる気の無い鬼太郎は、目玉おやじの指示で髪の毛針や指鉄砲やリモコン下駄を放つが、どれもへろへろで効果が無く、邪鬼の塊に飲み込まれてしまう。その中心にいるプロデューサーと対峙する鬼太郎。すると、鬼太郎に取り付いていたいやけ虫が、やる気がみなぎっているプロデューサーの方に移動した。たちまちやる気をなくしておとなしくなったプロデューサーは、穴ぐら入道の勧めにしたがって、邪鬼と共に穴ぐらに戻っていった。一件落着して元に戻った鬼太郎だったが、結局、平穏無事な時はあいかわらず、ぐうたらしているのだった。
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