ゲゲゲの鬼太郎(第5期)

TV 番組

第 73 話妖怪四十七士の謎

2008/09/07放送
脚本:三条 陸 演出:門田 英彦 作画:八島 善孝 美術:高木 佑梨

ネコ娘は、飛騨山中にある天狗修行場で、天狗武術の修業をしていた。閻魔大王からの指令に備えて、少しでも鬼太郎の役に立てるようにと考えたからで、それを知った黒鴉はネコ娘の気持ちに感動する。一方、ねずみ男は日照り神が書いた原稿を出版社に紹介して、その上前をピンハネした罪で天狗ポリスに捕まっており、黒鴉は嘆くのだった。その出版社では、日照り神の怪奇小説が大当たりで、続きを書いてもらおうとしていたのだが、担当編集者が日照り神にもねずみ男にも連絡が付かなくて、困っていた。そこに西洋妖怪の魔女ザンビアが現れる。
魔女ザンビアは、編集者たちを使って日照り神をおびき出すと、ヨナルデパズトーリが製作した妖怪を操る装置を使って、日照り神を凶暴化させた。体から高熱を発し、暴れまわる日照り神。その頃、地獄大王庁では地獄の十三王が集まって、バックベアード率いる西洋妖怪、中国妖怪のチー、南方妖怪、妖怪城の支配者となったぬらりひょん等の日本を狙う勢力の脅威について話し合っていた。閻魔大王は大いなる危機が迫っていることを感じ、鬼太郎と一緒に日本と地獄の運命を担う伝説の妖怪たちを目覚めさせる時が来たと、一同に告げるのだった。
飛騨山中にネコ娘の様子を見に来ていた鬼太郎は、日照り神に追われる編集者たちと出くわす。大地を干上がらせる高熱の攻撃に苦戦する鬼太郎だったが、黒鴉の助言を受けて、池の水を使って撃退、日照り神は逃げて行った。天狗ポリスはねずみ男に日照り神を呼び出させるが、来たのは黒雲だけで、中に日照り神はいなかった。そこに魔女ザンビアが現れ、今回のたくらみを自慢し、地下で地熱や溶岩を吸収して巨大化した日照り神を呼び出した。ネコ娘は飛騨流天狗跳び蹴りで魔女ザンビアが持つ操縦装置を壊すが、日照り神が暴走を始めてしまう。
絶体絶命の鬼太郎の危機を感じて、一反もめん、かわうそ、砂かけばばあ、子泣きじじい、ぬりかべが助けに駆けつけた。みんなの力が流れ込んでくるような不思議な感覚に、鬼太郎はちゃんちゃんこを今までになかったくらいの大きさに広げ、日照り神の力を押さえ込むことに成功する。そしてみんなの身体に浮かび上がる紋章。それは全国に四十七ある霊所の力を引き出すための能力を持った妖怪四十七士の証で、鬼太郎はそのリーダー、ネコ娘とねずみ男は仲間を探す役目を担っていたのだ。閻魔大王からの指令に、鬼太郎は正直、戸惑うのだった。
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