ゲゲゲの鬼太郎(第5期)

TV 番組

第 79 話執念の妖蛇!槌の子!!

2008/10/19放送
脚本:三条 陸 演出:門田 英彦 作画:八島 善孝 美術:清水 哲弘

呼子は妖怪四十七士に選ばれるかもしれないと、蒼坊主について妖怪封印の修行をしていたが、一番弱い首かじり相手にも怖がってあきらめてしまう。蒼坊主は呼子に、強さにも色々あると諭すのだった。その頃、全国でツチノコのブームがおきており、賞金200万円を狙って子供達がツチノコ探しにやっきになっていた。剛もその一人だったが、なぜか父親にきつく止められる。ねずみ男もツチノコ探しに加わろうと目玉おやじに情報を聞くが、伝説の元となった槌の子は、ココン(古今東西妖怪大図鑑)によると恐ろしい猛毒を持つ妖怪なのだった。
父親の言うことを聞かずにツチノコ探しを続けた剛を槌の子がおそった。なぜか剛だけを追ってくる。蒼坊主が剛を助けるが、槌の子の顔面の毒に苦戦し、呼子に鬼太郎を呼ぶように頼んだ。つるべ火を連れてやってきた鬼太郎は、槌の子の弱点である火で攻撃し、霊毛チャンチャンコで封印する。だが槌の子は生きており、一瞬の隙を付いて鬼太郎に噛み付いて逃げ出した。鬼太郎は槌の子の猛毒に倒れてしまう。井戸仙人の秘薬と鬼太郎の回復力をもってしても、すぐには治らないのだ。妖怪横丁のみんなは自分たちでできることをやろうと決意する。
蒼坊主は剛の父親から昔、祖父が子供の頃、槌の子を火で追い払った話を聞く。槌の子は剛を祖父と思って復讐のために付け狙っていたのだ。道理が通じない槌の子を倒すため、呼子が剛の声色を使っておとりになる作戦を立てる。呼子は怖がって尻込みするが、鬼太郎があらわれたので安心して作戦に参加する。だが鬼太郎は完全に回復していなかった。人間を守るために無理をしていたのだ。それを知った呼子は槌の子をできる限り疲れさせようと、剛の真似をして必死で逃げ回る。自らを犠牲にした行為に呼応して、呼子のアゴに紋章があらわれた。
呼子は鳥取代表の妖怪四十七士の一人だったのだ。妖怪横丁のみんなの力で足止めされた槌の子は、尻尾を切り離して逃れ、鬼太郎と呼子に迫る。絶体絶命のその時、夜道怪があらわれ二人は救われた。呼子の助けを求める声に引き寄せられてきたという夜道怪の頬にも紋章があらわれ、埼玉県代表の妖怪四十七士であることが判明する。鬼太郎と呼子は鉄塔の上に立ち、槌の子をおびき寄せ、夜道怪が影で鉄塔に槌の子を縛り付けた。呼子の呼びかけに上を見た槌の子の赤い目に、飛び降りた鬼太郎の髪の毛槍が突き刺さり、倒すことができたのだった。
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