ゲゲゲの鬼太郎(第5期)

TV 番組

第 86 話背後に迫る恐怖!後神

2008/12/07放送
脚本:成田 良美 演出:深澤 敏則 作画:市川 慶一 美術:宮前 光春

妖怪横丁では、砂かけばばあとネコ娘が雑誌に掲載されている豪邸の記事を見て、うらやましがっていた。その記事の豪邸に住んでいる少女、真奈美は下校中に、遊びに来たいという友達を招くが、背後から聞こえた誰ともしれない声にも、つい遊びに来るよう誘ってしまう。その声の主は妖怪後神だった。後神は真奈美について豪邸に行くが、ペットの犬ラブに吠えたてられ、家に入れなかった。庭仕事をしていた母親の背後について家に入り込んだ後神だったが、人間の後にいると前がよく見えなくてくつろげないことにすっかり嫌気がさしてしまう。
真奈美の父親はサボテン好きで、ねずみ男が売っていた珍しいサボテンを持ち帰るが、実はそれは妖怪サボテンだった。深夜、後神は妖怪サボテンに協力してもらい、じゃまな人間たちを消そうと考え、後神の気配を察して吠えるラブと、ラブを心配して起きてきた父親を妖怪サボテンに喰わせてしまう。翌朝、真奈美と母親は姿を消した父親とラブを、散歩に行って遠出してしまったのだと思っていた。雨が降りそうな下校時、洗濯物が干しっぱなしなのを見た真奈美が急いで二階へ上がると、いつの間にか取り込まれていたが、母親の気配はなかった。
掃除機の音がするので、部屋に行ってみるが誰もいない。母親がいなくなった代わりに、何かがいる気配に恐怖する真奈美。そこにハウスクリーニングのアルバイトでネコ娘がやって来た。真奈美に頼まれて家中を調べたネコ娘は、後神の気配を察し、猫のクロに鬼太郎への伝言を持たせた。その夜、サボテンをもっと売りつけようと訪問したねずみ男に、鬼太郎と砂かけばばあが出くわす。家の鍵は開いているが中には誰もいない。だが何かがいる気配がする。とまどう鬼太郎たちの前に、いつの間にか壁に「出て行け」と書かれた紙が貼られていた。
居座っていれば、相手の方から出てくるだろうと泊り込む鬼太郎たち。逃げ出そうとしたねずみ男は妖怪サボテンに喰われてしまい、砂かけばばあも餌食となった。後神は住んでいた田舎の祠がダム建設でつぶされ、住む家が欲しかったのだ。鬼太郎も喰われてしまい、後神はこれでこの家は自分のものになったと喜んで、目玉おやじをのり巻きにして食べようとする。だが鬼太郎は、逆に妖怪サボテンの栄養を吸い取って脱出した。体内電気であっさりと倒された後神は、妖怪横丁の銭湯に住み込みで働き、住宅購入の資金を貯めることにしたのだった。
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