土偶のような妖怪を見つけた子ぬりかべに連れられて、ぬりかべが浜辺の洞窟へ行くと、そこには傷付いたゴーレムが倒れていた。ゴーレムはチェコの魔法学者に生み出された伝説の巨人である。土偶のような妖怪はゴーレムの右手の親指だった。本体の危機を知らせるために分身して動くようになったのだ。それを見て、ぬりかべ女房はゴーレムの子供のようなものだと言う。鬼太郎を倒すために連れて来られた自分は敵だと語るゴーレムだったが、ぬりかべは気にせずに修理して介抱する。似たもの同士であるお互いの間に、友情が芽生えるのだった。