人間の街で猫たちが暴れ始めた。何者かに操られたかのように、食卓を襲い、車を襲い、人間たちを攻撃する猫の集団を追うネコ娘と黒猫のクロ。猫たちは猫街に逃げ込み、謎の影が立ちはだかってネコ娘に警告を発した。妖怪横丁に戻って鬼太郎に相談するネコ娘に、目玉おやじは、猫街へは猫しか入れず、よほど強力な妖力をもった猫妖怪でないと作り出すことができないと語る。そこに、妖怪横丁へ富山から薬売りに来ていた猫又が、詳しい話を聞かせて欲しいと話しかけてきた。猫は三十年以上生きると、尻尾が二つに割れて妖怪猫又になるのだ。