待てど暮らせど、田中は一向に帰ってこない…。そこで松太郎が、竜ノ川から捜索資金をせびり、探しに行く事となった。目指すべき先は、もちろん道頓堀だ。ところが、辿り着いたのは通天閣・新世界…。つまり、松太郎も迷ってしまったのである。その無様を通行人に笑われて、カッとなってしまう松太郎。チョイと締め上げてやると、暴力力士だと騒動になってしまった。しかし、コレが怪我の功名となった。ちょうど近くを迷っていた田中が騒ぎを聞きつけて現れたのだ。迷子がよほど心細かったのか、合流するなり松太郎に抱きついて、会いたかったと号泣する田中。そのせいで松太郎らは、相撲取りのカップルと勘違いされてしまうのだった…。